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脳死・臓器移植関連


by miya-neta2

34例目の脳死判定、意思表示の柔軟解釈、初めて適用

34例目の脳死判定、意思表示の柔軟解釈、初めて適用 - asahi.com : サイエンス

 横浜市立大付属市民総合医療センターで、ぜんそく発作から心肺停止になり治療を受けていた50代の女性が15日、臓器移植法に基づく脳死と判定された。97年の法施行後、34例目の法的脳死判定となる。



 女性の意思表示カードには、提供の意思を示す文章の冒頭の番号に丸印があったが、提供臓器を指定しておらず、その他欄に「すべて」と書いてあった。従来は記載漏れで無効とされてきた例だが、日本臓器移植ネットワークは、記載の柔軟な解釈を認める昨年12月の厚生労働省通達を初適用し、家族の話などから「本人の提供意思が確認できる」と判断した。

 女性の家族は、心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓、小腸の提供を承諾した。小腸は待機患者がおらず、肺は医学的な理由で提供が見送られた。提供臓器は、16日未明に摘出が行われる予定。

 心臓と膵臓は九州大、肝臓は北海道大、腎臓の片方は北里大(神奈川県)での移植が検討されている。その通りに移植が実現すれば、九州大での心臓移植は初めて、1人の提供者の臓器が九州から北海道までの広域に分配されるのは2例目となる。
(2005/02/16 01:36)
by miya-neta2 | 2005-02-16 01:36 | 脳死・臓器移植