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脳死・臓器移植関連


by miya-neta2

「脳死は人の死か」質問相次ぐ―衆院厚労委

(医療介護CBニュース) - Yahoo!ニュース

5月27日21時33分配信 医療介護CBニュース
 衆院厚生労働委員会は5月27日、臓器移植法改正案についての一括審議を行った。この中で、「脳死は人の死か」について、委員から質問が相次いだ。

 委員会では、「脳死を人の死とする」「本人の同意がなくとも家族の同意で臓器摘出が可能」としているA案と、「脳死を人の死としない」「15歳未満の移植については親権者の承諾と第三者の倫理委員会の審議が必要」としているD案に質問が集中した。

 林潤氏(自民)は「脳死が人の死であるという考えが、どのくらい日本人の社会的な合意が得られているのか」と質問。これに対し、A案の提出者の河野太郎氏(同)は、世論調査の結果や、海外での臓器移植の際に多額の募金が集まることなどを挙げ、「脳死は人の死ということが社会的に受け入れられている」との考えを強調した。

 一方、西本勝子氏(同)はD案の提出者に対し、A案を支持できない理由を質問。これに対し、根本匠氏(同)は脳死を人の死とする社会的な合意は得られていないとした上で、脳死が人の死だと押し付けるものだとA案を批判した。

 また、枝野幸男氏(民主)から、人の死は「国会議員ごときが決めて押し付ける性質のものではない」との意見も出た。

■A案なら年間70件以上増加か

 あえて言うなら、年間70-150件増えるのではないだろうか―。河野氏は、「(日本)移植学会のある先生の個人的な意見」とした上で、仮にA案が施行された場合、脳死臓器移植が年間で70-150件増えるとの具体的な見通しを紹介した。山井和則氏(民主)の質問に答えた。
 一方、移植可能年齢を12歳に引き下げるとするB案の提出者の石井啓一氏(公明)は、15歳以上について「移植件数は増えるものと期待される」とした。15歳未満の移植については、「当面12歳まで下げるということなので、そんなに多くは増えない」と語った。
 脳死を判定する際の基準を厳格化するC案の提出者の枝野氏は、「C案のような適切・的確な手続きを整理することの方が、(ドナーが増え)臓器移植が増える」との認識を示した。
 D案の提出者の笠浩史委員(民主)は、件数はなかなか答えられないとしながらも、減ることはないとした。

最終更新:5月27日21時33分
by miya-neta2 | 2009-05-27 21:33 | 脳死・臓器移植