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脳死・臓器移植関連


by miya-neta2
時事ドットコム


 臓器移植法改正案のうち、A案が衆院本会議で可決されたことについて与野党幹部が18日、それぞれコメントした。自民党の細田博之幹事長は国会内で記者団に、A案に賛成したことを明らかにし、「(移植を望む)多くの方々を助けることが第一の目的になっており、いいのではないか」と評価した。移植経験者である河野洋平衆院議長も「結論が出たことを大変喜んでいる」と語った。

 一方、民主党の鳩山由紀夫代表や公明党の太田昭宏代表はA案に反対した。鳩山氏は記者団に、その理由を「脳死を人の死と言い切れるかどうかという思いがあった」と指摘し、「D案が良かった」と語った。太田氏は「B案を考えていた。生命は自分自身のもので、どこまでも自分自身の決定が不可欠だ」と強調した。

 採決を棄権した共産党の志位和夫委員長は記者会見で、「拙速なやり方をしたのは大変遺憾だ。国民的議論で合意形成を図るべきだった」とし、C案提出者の社民党の阿部知子政審会長は「どれほどの議員がA案の内容を知って賛成したのか疑問だ」と懸念を示した。国民新党の亀井久興幹事長は棄権したことに関し、「有権者から、人の生死や倫理観、宗教観の判断まで託されているとは思えない」と語った。(2009/06/18-21:36)
# by miya-neta2 | 2009-06-18 21:36 | 脳死・臓器移植
MSN産経ニュース


2009.6.18 19:57

 18日の衆院本会議の採決で、臓器移植法改正案のA案に賛成票を投じた割合は自民党が67%の202人、民主党は37%の41人、公明党は39%の12人。賛成票263票のうち7割以上を自民党が占めた。

 自民党で反対したのは麻生太郎首相を含む77人。首相は反対した理由について「脳死については世の中の意見がきっちり固まっていないのではないか」と述べ、大人は現行法の枠組みのままで、15歳未満は条件付きで臓器提供を認めるD案に投票するつもりだったことを明らかにした。法案の成立が衆院の解散時期に与える影響については「ないと思う」と述べた。

 民主、公明両党は賛成票より反対票が多く、民主党が賛成41に反対65。公明党は賛成12に対し反対18だった。A案にある「脳死を人の死」と認めることへの抵抗感をもち、B案やD案など他案への賛同者が多かったためとみられる。社民党は全員反対。共産党は党方針で9人全員が棄権した。

 個別の投票行動では自民、公明、民主各党の総裁・代表はいずれも反対票を投じたのに対し、細田博之、北側一雄、岡田克也の3幹事長はいずれも賛成で党首と異なる判断。首相の女房役の河村建夫官房長官も賛成票を投じ、首相と賛否がわかれた。

 小沢一郎民主党代表代行は賛成。小泉純一郎、福田康夫、森喜朗元首相も賛成に回った。安倍晋三元首相、与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は棄権した。
 (全衆院議員の投票結果はMSN産経に掲載しました)
# by miya-neta2 | 2009-06-18 19:57 | 脳死・臓器移植
(2ページ) - MSN産経ニュース


2009.6.18 19:35

 18日に衆院本会議で可決された臓器移植法改正A案に対する全国会議員の投票行動は次の通り。 

 臓器移植法改正案(A案)の賛否

 【可とする者】(賛成)

 ▽自民党(202人)
 赤間二郎/安次富修/逢沢一郎/愛知和男/赤城徳彦/赤沢亮正/甘利明/井上喜一/井上信治/井脇ノブ子/伊藤公介/伊藤忠彦/伊藤達也/飯島夕雁/石崎岳/石田真敏/泉原保二/稲葉大和/猪口邦子/今津寛/岩永峯一/岩屋毅/宇野治/上野賢一郎/浮島敏男/臼井日出男/江崎鉄磨/江崎洋一郎/衛藤征士郎/遠藤宣彦/小川友一/小此木八郎/小野次郎/小野晋也/小渕優子/尾身幸次/越智隆雄/近江屋信広/大高松男/大塚高司/大塚拓/大野功統/大前繁雄/大村秀章/岡下信子/岡本芳郎/奥野信亮/加藤勝信/加藤紘一/海部俊樹/片山さつき/金子一義/金子善次郎/金子恭之/亀井善太郎/亀岡偉民/川崎二郎/河井克行/河村建夫/瓦力/木原稔/木村太郎/木村隆秀/木村勉/木村義雄/岸田文雄/北川知克/北村茂男/久間章生/倉田雅年/小池百合子/小泉純一郎/小坂憲次/小島敏男/小杉隆/木挽司/河野太郎/河本三郎/高村正彦/近藤三津枝/近藤基彦/佐田玄一郎/佐藤勉/佐藤ゆかり/佐藤錬/坂井学/坂本哲志/桜井郁三/桜田義孝/笹川堯/清水鴻一郎/清水清一朗/塩崎恭久/篠田陽介/柴山昌彦/島村宜伸/新藤義孝/菅義偉/菅原一秀/杉浦正健/杉田元司/杉村太蔵/鈴木俊一/鈴木淳司/鈴木恒夫/園田博之/田中和徳/田中良生/田野瀬良太郎/田村憲久/平将明/高市早苗/竹本直一/谷公一/谷川弥一/谷本龍哉/玉沢徳一郎/中馬弘毅/津島雄二/土屋品子/渡嘉敷奈緒美/戸井田徹/渡海紀三朗/土井亨/徳田毅/冨岡勉/中川秀直/中川泰宏/中谷元/中野正志/中山太郎/仲村正治/永岡桂子/長崎幸太郎/長島忠美/長勢甚遠/二階俊博/西村康稔/西銘恒三郎/西本勝子/額賀福志郎/野田聖子/野田毅/萩生田光一/萩山教厳/橋本岳/馳浩/鳩山邦夫/浜田靖一/林幹雄/原田憲治/原田令嗣/原田義昭/平井卓也/深谷隆司/福岡資麿/福田峰之/福田康夫/藤井勇治/藤田幹雄/藤野真紀子/船田元/古川禎久/古屋圭司/細田博之/馬渡龍治/牧原秀樹/町村信孝/松浪健四郎/松浪健太/松本純/松本文明/三ツ林隆志/三原朝彦/御法川信英/宮腰光寛/宮沢洋一/武藤容治/村田吉隆/茂木敏充/盛山正仁/森英介/森喜朗/森山裕/森山真弓/山際大志郎/矢野隆司/谷津義男/安井潤一郎/保岡興治/柳沢伯夫/柳本卓治/山内康一/山口俊一/山口泰明/山本明彦/山本拓/吉川貴盛/吉田六左エ門/吉野正芳/渡辺具能/渡部篤

 ▽民主党・無所属クラブ(41人)
 安住淳/赤松広隆/石川知裕/石関貴史/市村浩一郎/内山晃/小沢一郎/大畠章宏/太田和美/逢坂誠二/岡田克也/川端達夫/菅直人/吉良州司/黄川田徹/小平忠正/小宮山洋子/近藤洋介/下条みつ/神風英男/仙谷由人/田嶋要/田村謙治/高山智司/津村啓介/土肥隆一/中井洽/中川正春/長島昭久/長安豊/羽田孜/馬淵澄夫/牧義夫/松野頼久/松原仁/松本龍/村井宗明/山岡賢次/山口壮/柚木道義/渡部恒三

 ▽公明党(12人)
赤羽一嘉/伊藤渉/池坊保子/石田祝稔/江田康幸/北側一雄/坂口力/谷口和史/谷口隆義/福島豊/冬柴鉄三/桝屋敬悟
 ▽国民新党・大地・無所属の会(2人)
鈴木宗男/野呂田芳成

 ▽無所属(6人)
江田憲司/滝実/中村喜四郎/西村真悟/前田雄吉/渡辺喜美


【否とする者】(反対)

 ▽自民党(77人)
 阿部俊子/秋葉賢也/麻生太郎/新井悦二/井沢京子/伊藤信太郎/伊吹文明/石破茂/石原宏高/稲田朋美/今村雅弘/江渡聡徳/江藤拓/遠藤武彦/遠藤利明/小里泰弘/小野寺五典/大島理森/太田誠一/岡部英明/嘉数知賢/梶山弘志/上川陽子/鴨下一郎/木原誠二/北村誠吾/後藤茂之/佐藤剛男/坂本剛二/塩谷立/七条明/実川幸夫/下村博文/鈴木馨祐/関芳弘/薗浦健太郎/高鳥修一/棚橋泰文/谷垣禎一/谷畑孝/土屋正忠/寺田稔/土井真樹/中野清/中山泰秀/丹羽秀樹/丹羽雄哉/西川京子/西川公也/西野陽/西村明宏/根本匠/葉梨康弘/萩原誠司/早川忠孝/林潤/林田彪/平口洋/平田耕一/広津素子/福井照/二田孝治/堀内光雄/松島みどり/松野博一/松本洋平/三ツ矢憲生/宮路和明/宮下一郎/村上誠一郎/望月義夫/山中●(=火へんに華)子/山本公一/山本幸三/山本有二/若宮健嗣/渡辺博道

 ▽民主党・無所属クラブ(65人)
 池田元久/泉健太/岩國哲人/枝野幸男/小川淳也/小沢鋭仁/大串博志/大島敦/岡本充功/奥村展三/加藤公一/金田誠一/川内博史/菊田真紀子/北神圭朗/楠田大蔵/玄葉光一郎/小宮山泰子/古賀一成/後藤斎/郡和子/近藤昭一/佐々木隆博/笹木竜三/階猛/篠原孝/末松義規/鈴木克昌/園田康博/田島一成/田名部匡代/田中真紀子/高井美穂/高木義明/武正公一/筒井信隆/寺田学/長妻昭/西村智奈美/野田佳彦/鳩山由紀夫/原口一博/伴野豊/平岡秀夫/福田昭夫/藤井裕久/藤村修/古本伸一郎/細川律夫/細野豪志/前原誠司/松木謙公/松本大輔/松本剛明/三日月大造/三谷光男/三井弁雄/森本哲生/山田正彦/山井和則/横光克彦/吉田泉/笠浩史/和田隆志/渡辺周

 ▽公明党(18人)
 赤松正雄/井上義久/石井啓一/漆原良夫/遠藤乙彦/大口善徳/太田昭宏/神崎武法/佐藤茂樹/斉藤鉄夫/田端正広/高木美智代/高木陽介/富田茂之/西博義/東順治/古屋範子/丸谷佳織

 ▽社会民主党・市民連合(7人)
 阿部知子/菅野哲雄/重野安正/辻元清美/照屋寛徳/日森文尋/保坂展人

 【投票なし】(欠席・棄権)

 ▽自民党(24人)
 安倍晋三/赤池誠章/石原伸晃/今井宏/大野松茂/川条志嘉/古賀誠/後藤田正純/斉藤斗志二/高木毅/竹下亘/武田良太/武部勤/中川昭一/中根一幸/中山成彬/並木正芳/平沢勝栄/保利耕輔/増原義剛/水野賢一/山崎拓/山本朋広/与謝野馨

 ▽民主党・無所属クラブ(6人)
 仲野博子/鉢呂吉雄/平野博文/古川元久/横山北斗/鷲尾英一郎

 ▽公明党(1人)
 上田勇

 ▽共産党(9人)
 赤嶺政賢/石井郁子/笠井亮/穀田恵二/佐々木憲昭/志位和夫/塩川鉄也/高橋千鶴子/吉井英勝

 ▽国民新党・大地・無所属の会(5人)
 糸川正晃/亀井静香/亀井久興/下地幹郎/綿貫民輔

 ▽無所属(2人)
 平沼赳夫/横路孝弘
# by miya-neta2 | 2009-06-18 19:35 | 脳死・臓器移植
時事ドットコム:


 臓器移植法改正でA案が衆院で可決されたことについて、反対する遺族や市民団体が18日午後、衆院議員会館で記者会見し、「脳死を一律に人の死としないで」などと訴え、参院での慎重な議論や廃案を求めた。

 「わたしは死体と寄り添っていたの?」。中村暁美さん(45)は本会議場で、長女有里ちゃんの写真を忍ばせ見守った。有里ちゃんは3年半前、原因不明の急性脳症に襲われ、医師から「脳死」を宣告された。しかし、「温かい体があり、成長する体がある」と、2007年9月に4歳8カ月で他界するまでの約1年9カ月にわたり付き添った。

 「心臓が動かなくなり、体が冷たくなって初めて家族は今旅立ったんだと感じた。脳死は死の宣告ではなかった」と語った。

 議員にも実体験を通じて理解を求めたが、「直前まで『迷っている』と言っていた議員が堂々とA案に投じていた」といい、「むなしさがこみ上げてきた。この瞬間から娘は無になってしまうのか」と涙ぐんだ。(2009/06/18-18:41)
# by miya-neta2 | 2009-06-18 18:41 | 脳死・臓器移植
MSN産経ニュース


2009.6.18 13:30

 可決された「A案」は、提出された4案の中で、臓器移植へのハードルを最も下げる内容となっている。

 具体的には、(1)脳死を一律に人の死と見なす(2)本人が拒否していない限り家族(遺族)の同意で提供ができる(3)提供を15歳以上としていた現在の年齢制限が撤廃される-という特徴を持つ。

 日本移植学会は、現在は年約10例の脳死臓器移植が、A案のもとでは年70例程度にまで増えると予想している。

 現在、日本では提供を待つ人の数に比べ、提供者の数が圧倒的に不足している。とりわけ提供を待つ年少者は、国内で子供の臓器提供が禁止されているため、海外で移植を受けるしか生きる道がなかった。A案の可決は、これら長年の懸案を大きく好転させる可能性がある。

 ただ、A案といえども、これまでの国会審議の中で多くの課題が指摘されてきた。少なくない議員や医療、宗教関係者らがBCD案を支持したように、脳死を一律に人の死と見なすことに、広範な社会的合意が成立しているとは言い難い。大人と違って脳死判定が難しいとされる子供の判定を、どう軌道に乗せていくかという課題もある。

 さらに、年間70例程度にまで提供が増えた場合、移植ネットワークなど仲介機関や医療機関の側が、現体制のままで対応できるのかという課題もある。

 法案は今後、参院で審議される。さらなる議論を重ね、懸念点を払拭(ふつしよく)していくことで、善意を生かすための、より広範な国民的合意をつくることが求められる。(赤堀正卓)
# by miya-neta2 | 2009-06-18 13:30 | 脳死・臓器移植